イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
「あと五分だけ……」

 スマホを手探りで探すが、見当たらない。

 その代わり、何か温かいものに触れた。

ん?何これ?

 びっくりして目をパチパチさせる。

 どう見てもこれは……。

「何で裸の胸板がここにあるの?」

「現実逃避は良くないな。何でパーツに分けるの?何だか切断された気分なんだけど」

 上半身裸の瑠海が面白そうに私に聞いてくる。

 彼の手には私のスマホが握られていた。

 どうやらアラームは瑠海が止めてくれたらしい。

 じゃない!

 な、何で一緒のベッドにいるわけ〜⁉︎

 自分の着衣を恐る恐る確認すると、見覚えのない白いバスローブを着ていた。
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