イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
 意識ないと思って言ったのに。

 彼の目が悪魔の目になってる。

 これは……何か企んでるよ。

「ちゃんと俺の目を見て言ってよ」

 サドだ。

 絶対サドだ、この人。

 私をいじめて楽しんでる。

「言わないとこのままキスしちゃうよ」

「ちょっ、ちょっと待って下さい!」

「待てない」

 瑠海の綺麗な顔が近づいてくる。

 私は慌てて彼の唇に手を当てた。

「言います。言います。言わせて下さい!」

 何でいつもこのパターンなの?

 私、絶対瑠海の手のひらの上で踊らされてるよね?

「瑠海が……好き」
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