Black World
「佐倉さんなら、言うの?」


私だったら、、、


「言わない。私は、自分で何とかする。何とか、できるから」


もし彼女と同じ状況になったとして、私は彼女のように大人しく泣き寝入りなんてしない。


文句言われたら、言い返すし。


でも、この女は辛いんでしょ?苦しいんでしょ?


だったら、助けてもらえばいいじゃん。


「弘毅の重荷になりたくない」

「それを決めるのは、アンタじゃない」


自分のことを棚に上げ、そんなことを口走る自分に呆れる。


あの時の自分に、今の台詞を言ってあげたいものだ。


そしたら、大切な仲間を裏切るようなことにはならなかったかもしれない。

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