Black World
どうして大切な仲間に、隠し事なんてしてしまったんだろう。


信じていなかった、わけじゃない。


だけど、あの時の私は、、、言えなかった。


あの人のことを「好きだ」って、「付き合ってる」って、、、


でも、時間は巻き戻せない。


諦めて時間の波に飲み込まれながら、生きていくしかないんだ。


誰も、時間は戻せないから、、、


「言えば?男に。この学校で、影響力のある男なんでしょ?」


私の言葉に、彼女は顔を上げる。


「言えないなら、言ってあげよっか?この学校で影響力があるってことは、この学校に居るんでしょ?」


そう言い、私は席を立つ。

< 29 / 232 >

この作品をシェア

pagetop