続♡プリンセス☆ロード
「…お前は、それでいいのか?」
「それ以外に、方法がない…」
「俺が知ってる紗南は、どんな困難にも立ち向かう強さを持った女だったよ」
「……っ、でも、怖いの!私が私じゃなくなるの!大好きな人を傷付けてしまう恐怖が…いつも離れなくてっ」
「落ち着け、紗南」
「怖い…怖いよ…」
震える体をロイドが抱きしめてくれる。
誰か、お願い。
この恐怖から、私を救いだして。
弱い自分を、救って。
「しばらく、ここにいたらいい」
「…うん」
「でも、落ち着いたら、ちゃんと戻るんだ」
「…ロイド」
「紗南の居場所はここじゃない。あいつの側だ。お前が決めた居場所だろう」
私が決めた居場所…。
そう。私が…。
「レンには、連絡しておくから」
「……うん」
ポンと優しい手が私の頭に乗せられる。
少しだけ、心が軽くなった気がした。