続♡プリンセス☆ロード

第10話 『紗南の笑顔、久しぶりに見た気がするな』




「今日は、紗南も手伝ったと聞いたが」

「あ、でも…ジャガイモの皮をむいただけ…」

「そうか。上出来だ」




ロイドは私が向いたジャガイモをまじまじと見ながらそう言った。
私は照れ臭くて下を向く。
食事は大広間にみんなが集まって全員で取るのが決まりらしい。

三列に大きなテーブルがあり、それをぎっしり埋める悪魔たちがにぎやかに食事をしていた。



私はロイドたちがいる真ん中のテーブルの、ロイドの側。
普段は特別に席が決まっているわけではなく、階級とかも関係なく自由な席順らしい。





「賑やかね」

「だろう。この時間はとっても騒がしいんだ」

「でも、素敵」

「力で支配されていたころは、上下関係も厳しく、食事も制限されていたからな」

「そう…」

「こうして賑やかな方が、楽しい」

「そうだね」



みんな笑ってる。
きっと、昔では考えられない光景なんだろう。




「ここにいる悪魔が全部じゃない」

「他のところに住んでいる悪魔もいるの?」

「ああ…。いずれ、この城の側にもう一つ城を建てそこに呼び集めようと思ってはいるのだが…」




ロイドの表情は、あまりすぐれない。
何か問題があるんだろうか。




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