続♡プリンセス☆ロード
「自分がしていないことで、自分が同じ人間だからと殺されても、お前たちは納得がいくのか!それは仕方ないとあきらめることができるのか!?」
「…っ!じゃあ、この恨みは、どうしたらいいんだ!」
「あなたたちの、苦しみを和らげてやることができなかったのは、我々の力不足です。…申し訳ない。今、世界は変わろうとしているんです。悪魔も、人間も」
村の人たちの狂気が薄れていく。
レンの声に耳を傾け始めた。
「失ったものは取り返すことはできない。それはとても悲しくて、苦しくて、どうしようもない。ですが、あなたたちは、生きています。あなたの隣にはまだ大切な人がいるはずです。笑顔を守ってあげなければならない人はいるはずです」
「……」
「どうか、その人たちのためにも。生きてください。顔をあげて、生きてください」
「…王様…」
「すまん…。どうしようもなかったんじゃ…。すまん…」
泣き崩れる村の人たち。
皆、苦しんできたんだ。
そうだよね。
苦しいよね。
辛いよね。
「生きるって、難しいよね」
「ああ」
私の隣でリュウが呟いた。