龍乃一味のカオスな学園生活
「丁度いい」

瑠璃は琥珀も呼び寄せる。

「貴様ら、仕合ってみせろ」

腕組みしたまま瑠璃は言った。

「その新しい刀、俺がこの場で見定めてやる。一振りずつ見定めるのは面倒だからな、貴様らがここで仕合って見せるのが一番だ」

何とも乱暴な提案だ。

「瑠璃、二人ともまだ刀に慣れていないアル」

口を挟む鬼龍。

「いいではないか、俺の好きにさせろ」

「駄目アル。万が一の事があったらどうするアルか、無茶はさせては…」

言いかけた鬼龍の腰に手を回し、グイと抱き寄せる瑠璃。

その手が、ススッ…と腰から背中、項までを撫でる。

「よいな…?」

「あっ…ぅ…瑠璃の馬鹿…っ」

門下生の前でイチャついてんじゃねぇよ。

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