龍乃一味のカオスな学園生活
カップルじゃないだの何だのと言い合いながら、それでも嬉しそうにキーホルダー片手に歩いていくシオンと花龍。

そんな二人を見送りながら。

「……………………申し訳ありません…勝手な事をしてしまいました…」

冬樹は花に謝る。

「え、何で?」

「……………………あれは花さんと僕が一緒に来た記念という事でもらった品だったのに…」

無表情で淡々と語る冬樹だが、ボケッとした彼は彼なりに、花との記念の品を勝手に他人に譲り渡した事を反省しているらしい。

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