龍乃一味のカオスな学園生活
「まだクリスマステロが終わったばかりなのだ…少し余韻に浸らせてくれんか、龍乃殿…」

クリスマステロの一番の功労者、武がゲンナリした顔で机に突っ伏す。

「そ、そうですよ龍乃さん、武君は忙しかったから、少しは休憩もあげないと…」

「お兄様可哀相…」

セレナと花も武を気遣うが。

「何言ってんのさ武っち、セレナっち、花っち!」

龍乃が立ち上がって三人を指差す。

「強引矢の如しって言うじゃない!」

『光陰』な。

「ボンヤリしてるとあっという間に年末になっちゃうんだよっ?師が走るんだよっ?休憩なんかしてる暇はないんだよっ?アタイ止まると死ぬんだよっ!」

こういう時だけ張り切る駄目生徒会長。

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