龍乃一味のカオスな学園生活
他にも正月のアイテムには、死霊の祭りとしての正月、という事を背景にして初めて意味がわかるものが様々にある。

例えば、正月のビジュアルで鏡餅に並んで代表的なのが『門松』。

門松は何故立てるのだろうか。

あれは何なのだろうか。

何故あんなに竹が尖っているのだろうか。

これも、民俗学や宗教学の一説に基づいて説明できる。

門松とは、『悪い死霊を撃退する為の武器』なのだ。

門松という文字にあるように、門松は『松』の部分と『竹』の部分がある。

松は神に捧げる木であり、これは歓迎の意味を表すが、『尖った竹』は攻撃を表す。

つまり竹槍だ。

門松の中心には竹があり、全体としては武器の部分が目立つ。

正月は死霊が街の中を徘徊している為、良い死霊は歓迎し、悪い死霊は撃退する為に尖った竹を立てている訳だ。

日本人は、正月には初詣で死霊に拝み、死霊を宿らせた餅を家族で食べ、悪い死霊を武器で撃退するという事を行っている訳だ。

今では、こうした意味は忘れ去られてしまっているが、ここまでビジュアルが豊かで様々な事を行っている所を見ると、近代以前の人々は、相当具体的に死霊の姿を感じていたのかもしれない。

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