龍乃一味のカオスな学園生活
などと未年らしからぬ疾走の止まらない妄想を繰り広げていると。

「刹那君ってば」

琥珀はペタンと刹那の隣に女の子座り。

「何か感想聞かせてよぉ、可愛いねとか似合ってるねとか悪代官ごっこしたくなるねとか」

悪代官ごっこって何だ。

そんな疑問を浮かべつつ、どうせ碌でもない遊びなのだろうとすぐに看破しつつ。

「あ、ああ…」

刹那、軽く咳払い。

「よ、よく似合っている…美しい…」

『可愛い』でよかったのに、更にワンランク上の『美しい』頂きました。

予想外の誉め言葉に。

「せ、刹那君は気障なんだよ…」

琥珀、意表を突かれて赤面する。

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