龍乃一味のカオスな学園生活
その日の午後6時。

下校時間が近づいてきた。

「今日は龍乃がやるんでしたね、下校放送」

風紀委員の見回りを済ませ、刹那が月蝕を携えて歩きながら言う。

「龍乃さんもイマイチ頼りないね、あんまりああいうの得意じゃなさそうだったし」

苦笑する琥珀。

「やらせればいいのよ、龍乃は生徒会長の癖に全然働かないから」

フンと鼻を鳴らす亜鳥。

「でも…」

ノエルと共に歩いていたセレナが言った。

「折角同じ生徒会の仲間になったのに、花ちゃんがいなくなるのは少し寂しいですね…」

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