龍乃一味のカオスな学園生活

ましてや琥珀への愛が込められた他者のチョコレートを、幼少の折から食わされている刹那の心中や如何に。

これ即ち精神的拷問。

吐き気を耐え（精神的にも肉体的にも）、数十個のチョコを毎日のように食す。

終いには流血すらもたらされ（鼻血）、琴月奥方の奏多に『あらあら、まぁ刹那君も思春期だものね』と理解ある態度を取られる屈辱！

違う！

断じてそういう理由で鼻血が出たのではない！

そりゃあ奏多殿も琥珀も流血をもたらすほどに魅力的！

母・琴子よりもずっと魅力的ではあるが！

そんな事を思わず口走ってしまい、琴子に酷奏丸片手に追い回され、手傷を負わされる事数知れず。

屈辱、まことに屈辱！