龍乃一味のカオスな学園生活
「おぉ、セレナ殿、おはよう。早いな」

背後で武の声。

「おっ、おはようございますっ!あの武君!こ…」

振り向いたセレナは。

「あー、セレナちゃんおはよー」

「れを……」

武の傍らに寄り添う花の存在に気付く。

そうか、花は妹。

お兄様大好きな妹だ。

共に登校して来るくらい考慮して然るべきだった。

セレナったらドジっ子(今更感)

「どうした?セレナ殿」

訝しげにセレナを見る武に。

「い、いえ、おはようございます…」

何となくションボリと、セレナは挨拶した。

< 812 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop