強がりウサギの不器用な恋
「今の俺は、渡航の金も自己負担だしな。
フリージャーナリストなんて、有名でも無い限り需要は少ないし、まず金が続かない。
日本に戻ってきて、真吾と知り合えたことに感謝してるんだ。
あいつとはウマが合うからわかりあえる上、俺を会社で雇ってくれて。
俺より年下だけど、しっかりしてるよ、あいつは。尊敬する。」
お酒のせいもあるのだろうけど、海藤さんが自分からこんなに饒舌に喋るだなんて。
社長とウマが合うし、尊敬している?
そりゃそうだと思う。
だって、どう考えても貴方と社長は同じ人種だと思うから。
やりたいことがあるなら、それに全力で取り組む。
二人とも、行動力の塊みたいな人で。
躊躇するとか、諦めるとか、そんな言葉が似合わない人たち。