強がりウサギの不器用な恋

私が苦肉の策で作った自分の結婚話。
……なのに、ちっとも信じてもらえてなかったなんて。


そう言えばあの時……

どんな男なんだ? とか、私が幼馴染だと言った男性について、社長は全く何も訊いて来なかった。

私のこと、どんだけモテない女だと思ってるんだか。
ある意味、失礼すぎる。



『宮田さん、』

「…はい。」

『病院で言ってた男の人のことは、いいの?
地元に戻ったら、離れ離れになっちゃうよ? …好きなんでしょ?』


…そうか。
明未さんはそのことが引っかかって、わざわざ電話してきたんだ。

付き合っているわけでもないし、一度だけの関係だったと、あの時言ったのに……

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