強がりウサギの不器用な恋
電話を終え、何気なく窓の外を見ると、どんよりと曇っていて、まるでここ最近の私の心の中みたい。
このまま会社で残業をして、夏だとはいえ雨に濡れて冷えたりしたら、さすがに風邪をひきそうだ。
そう思い、私は雨が降らないうちに帰ることにした。
少し資料を持ち帰って、家で仕事をしよう。
途中で食材を買うためにスーパーに立ち寄る。
前までの私は、忙しかったり、仕事で疲れていたりすると、コンビニやスーパーで適当にお弁当や惣菜なんかを買い、それで夕食を済ませていたのだけど。
できるだけ、毎日きちんと自炊をしようと決めた。
貧血で倒れたのは、完全に私のせいだ。
面倒くささや忙しさにかまけ、身体に良い食生活なんて全く考えてもいなかったから。