強がりウサギの不器用な恋

ビっと親指を立てて大声で叫ばれても……知らないわよ、そんなの。

グラビアアイドルのあの子みたいな感じがいいだとか、西田くんと盛り上がってるけども。


「じゃ、次は海藤さん。」

「……俺?
俺の女の好みなんて、誰も興味ないだろ?」


なんてスルーしようとしても、大林くんからは逃れられないようで。


「女はみんな可愛いよ。」

「ずるいですよ、それは! 女なら誰でもいいんですか?」

「そうじゃねぇけど。」

「だったら好みくらいあるでしょーが。」


そこまで言われ、海藤さんは「うーん」と唸り声を上げて考え込む。

…………これは拷問か。


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