強がりウサギの不器用な恋
あれは、社長が奥さんと恋人同士になったくらいの頃だろうか……
『社長は、この人が好きなんですね!』
自分の中のいろんな感情が蠢きすぎて爆発し、当の本人二人を目の前にして、叫ぶようにぶちまけてしまったことがある。
それは私が社長に告白をしているのも同然で。
失言だったと思っても後の祭り。
後日、社長ときちんと話すことから逃れることは許されなかった。
『宮田の気持ちは嬉しいけど、俺……応えることはできない。』
胸に突き刺さるのは、決定的な言葉。
そこに何の希望も持たせてくれはしなかった。
バッサリと私をぶった切る。