君と、優しくて愛しい日々を。
「……うう…純くん、やっぱり変……」
「うるせー」
そんな言葉を聞いたのを最後に、私は目を閉じた。
*
-純side-
「…なー、裕也。俺、最近、変?」
色葉に『変』だと言われた日の、翌日。
昼休み、空き教室へ行く時間になるまで、俺はいつもの元二組メンバーと、屋上で昼食をとっていた。
ストローを咥えながらそう尋ねたのは、元二組の男子のなかでも、まともに返事をしてくれそうな、栗原裕也。
色葉の親友である丸井さんの彼氏でもあるから、最近はこいつと一緒にいることが多い。
俺の口数が多くなって、前より笑うようになったことに関しても。
何かを察したのか、『まぁ、いいことだし』とか言って、受け流してくれる。
そういうのもあって、いろいろと相談しやすかったから。
何気なーく、訊いたつもりだった。