君と、優しくて愛しい日々を。
『…ま、前より、好きでいてくれてるんだな、って感じることが、多いというか』
…だって、たぶん前より、ずっと好きだし。
いっつもニコニコしてて、一緒にいればいるほど、『癒し姫』って呼ばれてる理由がわかる。
鈍感そうに見えて、実は結構鋭くて。
アホで天然で、表情豊か。
面白いなぁ、と思う。
可愛いと、思う。
…愛しいと、思う。
裕也の言う『だだ漏れ』っていうのは、その気持ちが外に出るようになってしまった、って事だろうか。
「…ある意味、初恋かもね?」
意味深に笑う裕也が、そう言う。
…初恋、ね。
この独占欲を色葉に知られるのは少し怖いし、だからといって我慢もできないし。
…戸惑ってんのは、俺も同じだ。
「溺愛してんね、王子様」
「…………」
俺だけのお姫様。
どれだけ好きだと伝えたら、わかってくれるだろうか。
*
「純くんっ。あのね、委員会の仕事が結構長引きそうだから…先帰ってて」
火曜日の、放課後。