君と、優しくて愛しい日々を。


「ご…ごめんね」

「いいよ。頑張って」

じゃあね、と言って、純くんと別れる。

その後ろ姿を見つめながら、やっぱり待ってもらえば良かったと後悔した。


…『待ってる』って、言ってくれたのに。

口をつぐんだあと、『わかった』って、言ったのは。

こないだの…私の言葉が原因だよね。

『変』、って。

『ちょっとびっくりする』って、言っちゃったから。

誤解させちゃってるんだろうな。

…嫌なわけじゃ、ないのに。

純くんにもっと好きになってもらえるのも、嫉妬してもらうのも、嬉しいのに。


…ちゃんと、言わなきゃな。



そのあと、同じ委員会の男子とせっせと仕事をした。

体育祭は今月末だし、必要なものがたくさんあるんだよね。



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