ペン先と筆先
「…あーあー」
C組の男子生徒のため息が、背後で聞こえた。
「C組は何もないのかぁ」
「まだ決まったわけじゃないべ。出し物の最優秀賞があるじゃん?」
「バーカ、A組とB組のみた?あの合同劇のクオリティの高さ、校長も褒めてるんだから」
「B組とA組には敵わないよ」
「そうそう、せめて合唱かポスターくらいは――…」
非難が私に向かう。
合唱はあんたたちの努力不足でしょうが。
それを私のせいみたいに言わないでほしい。
…私の、せい?
「っ、」
ポスターは完全に私のせいだ。
――本当に?
だって私の実力不足じゃないか。
――実力不足?
そうだよ、だって、
――あいつがいなければ、
え?
――一位だったんでしょ?