イクメンな彼氏
悠斗さんは眉をひそめた後、意地悪な顔になって楽しげな声を出す。私は久々に見たこの表情が好きだな、と思う。

「仕方ないな。それじゃあ俺を受け入れられるように、念入りに準備しとこうか」

先ほどの行為で私の感じる場所を覚えてしまったらしい彼は、一つ一つを丁寧に唇で、指先で愛撫を始める。

私の身体は痛みなんてすっかり忘れて、素直に彼の与える快感に反応する。

「嫌っ、こんなの……恥ずかしいっ」

抵抗もむなしく彼を受け入れられなかった場所を舌で、指で開かれて、私は登り詰める快感まで教えられてしまった。

恥ずかしくて仕方がなかったけれど、時間をかけて彼に開かれた身体はさっきほどの痛みは感じなくて、私はやっと彼を受け入れることができた。

彼の体温を感じながら腕枕で天井を仰ぐ。

「悠斗さん、好き……」

目を閉じていた彼の横顔に呟くと、「俺も」と小さな呟きと軽いキスが返ってきた。
こんなにも誰かを愛しいと思えるなんて知らなかった。

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