イクメンな彼氏
私は小さく頷いた後続ける。

「悠斗さんとしたくない訳じゃないの。
ただ、ちょっとだけ痛くて。
もうちょっとゆっくりしてくれたら、大丈夫だと思う」

我ながらこんな時に言い訳なんて情けない。恥ずかしくて目を伏せると、下半身の圧迫が緩んで痛みがなくなり、代わりに上半身をぎゅっと抱き締められた。


ーー洋介は、私を抱かなかった。
多分抱けなかったんだと思う。

強要されて服を脱いだり彼のものを口に含んだり色々なことをさせられたけれど、彼のものが変化することはなかったから。

そんな行為の後いつも、彼は強く背中に歯を立てていたーー


「無理しなくていいよ。今日はやめよう」
何故だか嬉しそうな悠斗さんの声に、私は慌てて首を降る。

「嫌。どうしても今日悠斗さんに抱いて欲しいの」

痛いと中断させたのも自分のくせに、なんて我がままなんだろうと思う。
だけどこの気持ちは譲れなかった。
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