Sweet Love
seventh love

手強い相手

「私もうどうしたらいいのかわからない…」



「工藤先生を信じてあげないとダメよ。」



「だけど…あんなの見たら無理だよ〜」



私は今、綾と一緒にいつもの喫茶店に来ている。



工藤先生とラブラブだったのに今は距離を置いてるの…



私が避けてるだけなんだけど…



なんでこうなったのかと言いますと…



さかのぼること1時間前ーーーーー



私は普通に仕事をしていた。



「あれ…?」



「どうかしたんですか?」



「楽譜がなくて…コピーしなきゃいけないのに…」



「明日とかに使う楽譜ですか?」



「そうなんです。」



「どこかに忘れて来たんじゃないんですか?」



どこに忘れてきたんだろ…



「音楽室とかは?」



そういえば、今日授業あったな…



「音楽室にあるかもしれません…ありがとうございます、中村先生」



私は急いで音楽室に向かった。



この時、ゆっくり向かえばあんな光景見なかったかもしれなかったーーー



「あった…」



歌って終わったからピアノの所に置きっぱなしだったんだ…



しかも、ピアノ開いたままだし…



気をつけないと。



楽譜を持って音楽室を出た私は、なぜだかわからないけど窓の外を見た。



その時、私は信じられない光景を見てしまった。

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