route1119
十道学園事件簿
「よし、これで冒頭部分は終わったな」
「ハァーッ、なんだかボクが思いっきり主人公って感じですね」
「俺も来族にしちゃえばよかったぁー」
「幸運の女神にでも吐いていろ」

 僕らは冬の寒い日あつまって、TRPGというゲームをしていた。簡単にいってしまえば、完璧にルールが決まっているゴッコアソビだ。
 ルールは死んだら終わり。死んだら新しいキャラクターを作る。ダイスのクソビッチの靴をなめる。簡単だろ?
 集まって…といっていたね。僕たちは阿羅という友人の家にきていたのさ。どんなやつかって?
 どこにでもいる、昼休み一人教室にいる子ってかんじ。たまたま、趣味があうのでよく一緒にいる女子だ。それと、その弟。仮にJと呼ぼう。
 姉にべったりで話しているとにらんでくる。
 かれら阿羅姉弟がGM、マスターだ。

導かれる者。まず、ベイズがボクだろ。
 アイが…Aと呼べばいいか。京馬がK。このAと、Kは幼馴染。Aは男だ。Kはいわゆるイケメンっていうやつだ。
 リアル魅力値が高いスケコマシだ。ボクと、A、内藤ことNは彼のことをその事でからかいあっているなかだ。
 キャラクターもそれを意識してつくった。


「クエストは基本、Bにメモで伝えるからな」
「最初は?」
「4種類あるから4d1でどうぞ」

4d1…2
「2だな。これだ」

 内容は学校の不良を叩きなおす。だ。

「そいつらのことをヤバくするかしないか、幸運。災いはなくていいから、誰がやる?」
「あぁッー!!オレやりたーい!!」
N、Kはべつにいいと言わんばかりに首をふる。
「それじゃ降って」

「いい目でろよおおお!!」

カラコロカラコロ

1d100…10、10=00 
大失敗

「ありゃ」
「やばッ考えてなかった!!」
「あ、だったら…」



「AVとか普通に女子生徒ハメているっていうのは?」

「まず、アウト。まあ進めよう。いつかいい案が浮かぶよ」


「じゃあ銀先生との会話だ」
「アイデアは俺だけ成功してる」
「じゃあ、工夫して進めていってくれ」



ーーーーーー

「「阿羅から話は聞いた手伝ってくれるそうだね」銀は表情を全く変えずにそういうよ」

「心理学とかは?」

「いや、だめ」
 君たちが頃丸に仕事をもらったということに少しも動揺していないと、心理学を使わなくてもそれは誰だってわか。

「「
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