route1119


「頃、遅れたが、いいのが釣れたぞ」
「フードを掴むんじゃねえよ」

「ベイズ君じゃないか。ようこそ」

 笑顔でボクを迎える。片目だけで、しかも陥没しているので、とてもそれは不気味に感じた。

「そうか、怖いか。ベイズ君。私は君を教育しようと思ってここに入学させたんだ、このままじゃ、ずっとブランクフランクのまま。しわくちゃにはなりたかないだろう。この世界の人間ならばとうらなきゃならないんだ。」

...なにも言えない、言い返せない。死にたくはないし、ずっと能力がないのも嫌だ。

「...それで、本当の目的はなんですか」
「君にはこれから起こるとこ、すべて受け止めてもらいたいんだ」
「つまり、ボクに...能力者らしい仕事をしろと?」
「援助は惜しまない。先生方の一部にも伝えてあるよ」
「ボクじゃなきゃいけない理由があるんですか」
「そんなの、君が来族だからに決まっているじゃないか。何かあったとしても、回避することができるんだよ。それでさ」
「...」

 なに、この人怖い。王様が考えることは本当にわからない。政治家もこんなやつばっか。税金泥棒め!!って言いたいが阿羅堂師家は現在政治に関係ないんだなこれが。


 ボクは抵抗できず、彼らの言うことをきくとこになったよ。
 現在起こっている事件についてまとめてみた

 学校で起きている、怪奇事件が8件。傷害事件が3件。学校物騒すぎじゃないですか。
 町、都で起きているのが、殺人事件が27件。おそらくこれは全部同じ人によって起きたものだと思う。
 ...なんでこんなのに首突っ込まなくちゃあいけないんだろう。
< 10 / 11 >

この作品をシェア

pagetop