だから、好きだって言ってんだよ


そうだよ、深田さんは可愛いもん。


あれだけ積極的にされたら、惚れちゃうのもムリはない。


一生懸命気持ちをぶつけられて、嫌な気分になる人はいないはず。


一生懸命な深田さんを見て、心が突き動かされた。



そう考えるのが妥当なのかも。



だけど……嫌だよ。


誰にも取られたくない。


でも、どうすればいいのかわからない。


胸の奥が激しく疼く。



痛くて苦しくて、どうにかなってしまいそうだった。



ギュッと目を閉じて、膝の上に額を乗せてうずくまる。



胸が痛くて仕方ないけど、どうすることも出来なくて。



ただ、ジッとしていることしか出来なかった。



3日後。



「も~!聞いてみなきゃわかんないじゃん!せっかく買ったのに、渡さないっておかしくない?」



「そうだよ、絶対違うって!」



激しく落ち込むあたしを、ミーコとまりあが励ましてくれる。



ここは学校の近くにあるファーストフード店。



ミーコからのお誘いで、こうして昼間から3人で話し込んで数時間。


1人で抱えられなくなって、全てを打ち明けた。



もうすぐ夕方になろうとしている。



「でも、もし付き合ってたら……」



「その時はその時だよ。好きなんでしょ?だったら、愛梨も素直になりなって。プレゼントを渡して告白すればいいじゃん」



ううっ。


ミーコは何でも簡単に言ってくれるんだから。


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