いたって普通の恋愛話
少し入って見てもいいかもしれない。だって集合までかなり時間がある。
私はその店のドアを開いた。
カランカランッ
可愛い音を鳴らしながらドアが開く。
店内に一歩入ると、そこはアンティークで、ユッタリとしたオシャレなメロディーが流れる、素敵な空間。
何処からか、木の良い匂いが鼻をかすめる。
どこを見ても、可愛い物だらけ。
一通り見て回った後、私はiPhoneケースがいっぱい置いてある所で立ち止まる。