いたって普通の恋愛話




「もぅ……すっごい恥ずかしい……」


私はその場でしゃがみ込む。


少しずつ、冷静になってきた。



いったん忘れよう…今日は楽しむんだ。




「おーい友梨ー!」


遠くから、自分を呼ぶ声が聞こえる。


顔をあげて見るとやっぱり恵美だった。



「どうしたのそんな所でしゃがみ込んで。」


「ん?いや何でもない!座りたい気分だったんだー!」

勢いよく立ち上がる。




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