狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】

消された記憶

"……"


(…まさかここまで二人が親しくなるとは思わなかった…この一件さえその仲を深める要素になりかねない…か)


"…もういい二人とも。今夜はもう遅い…とりあえず彼は客室に通し、明日の朝でていってもらおう…"


"…お父様っ…"


パッと表情を明らめたアオイはお咎めなしと判断したに違いない。嬉しそうに近づいてくる彼女の足音がそれを物語っていた。


しかし…


"…あぁ忘れていた…"


"…?"


キュリオの声に目の前で立ち止まったアオイが首を傾げている。



"…ヴァンパイアと男は対象外だ…"



"おと…さま?"


とたんに淡い光に包まれたキュリオの前でアオイの体が力なく崩れ…キュリオの腕が彼女の体を支えると…



―――ドサッ…



と同時にシュウの体が床に投げ出されたのであった―――。





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