大好き以上になった場合


学校に着いて芽衣を教室まで送る。


「じゃあ、芽衣。また放課後。」

「うん。」


そう言って別れようとしたところに、ミサがやってきた。

ミサの他にもうひとりギャルっぽい女子が着いてくる。


「芽衣おはよう!って、奏!?どうしたの?久しぶりだね!もしかして、あたしに会いに来た?」

「ちょ、ミサ誰このイケメン!」


ミサとも久しぶりに会った。元々ミサはサバサバしていて、いつも芽衣の面倒を見ているイメージがあり、俺の中では姉御タイプだと思っている。

ミサが友達に俺を紹介する。


「中学からの友達!いいでしょー!」

「うらやまー!あ、うちはエミって言うの!芽衣とミサの友達でーす☆よろしく!」


【エミ】は金髪で化粧もしており、生徒指導ひっかかからないのか?と疑問に思うほどの今時女子だ。

本当のこと言うと、芽衣とミサの性格は対照的で、エミはどちらかというとミサ寄りだろう。

一応会釈だけしておく。


「じゃあ、俺戻るわ。」

「あ、あの、ありがとう。奏ちゃん。」


まだミサに俺たちの関係を伝えるべきではない。

芽衣の心の傷がある程度癒えたら、伝えなくては。今言うときっと芽衣は更に傷つく。




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