大好き以上になった場合
「あ、ちょっと奏!」
ミサが俺の事を呼ぶが、俺は無視して自分の教室に戻った。
*
「奏くん超クールだね!」
「でっしょー!っていうか、芽衣。奏となんか有ったの?」
ミサは芽衣に尋ねる。
芽衣は顔を真っ赤にして俯いた。
「え、えっと…。色々。」
「その色々を教えなさいよ!まさか、あたしの事裏切って無いよね…?」
「なになに?なんの話?」とエミが2人の間に入ってくる。
「あたし、奏の事中学の頃から好きなんだよね。前から芽衣に協力してもらっててさ。」
「まじで!?確かにイケメンだし、ミサのタイプっぽい!うちも協力する!2人だけなんてずるい!!」
「ほんとー!エミまじ神!ありがとう!大好きー!!」
ミサとエミは手を繋いで笑い合った。
しかし、芽衣はそれに比例して段々暗くなる。
―――親友が好きな相手と付き合っているのは私だ。言えばきっとこの関係は崩れる。
そう思ったら芽衣は具合が悪くなった。