大好き以上になった場合


「あ、ちょっと奏!」


ミサが俺の事を呼ぶが、俺は無視して自分の教室に戻った。







「奏くん超クールだね!」

「でっしょー!っていうか、芽衣。奏となんか有ったの?」


ミサは芽衣に尋ねる。

芽衣は顔を真っ赤にして俯いた。


「え、えっと…。色々。」

「その色々を教えなさいよ!まさか、あたしの事裏切って無いよね…?」


「なになに?なんの話?」とエミが2人の間に入ってくる。


「あたし、奏の事中学の頃から好きなんだよね。前から芽衣に協力してもらっててさ。」

「まじで!?確かにイケメンだし、ミサのタイプっぽい!うちも協力する!2人だけなんてずるい!!」

「ほんとー!エミまじ神!ありがとう!大好きー!!」


ミサとエミは手を繋いで笑い合った。

しかし、芽衣はそれに比例して段々暗くなる。
―――親友が好きな相手と付き合っているのは私だ。言えばきっとこの関係は崩れる。

そう思ったら芽衣は具合が悪くなった。



< 20 / 59 >

この作品をシェア

pagetop