こんぺいとう
なかなか整理が出来ない由月は純を見た。やっぱり純も同じように難しい顔をしている。
「私と文子と…秀次君のお兄さん、雄治はいつも一緒だった。
そんなある日、雄治が文子と結婚をしたんだ。君のお祖父さんの秀次君も大変喜んでくれてな。
厳しい戦況でも、我々はみんな幸せに生きていた……」

一度孝太はお茶を口にした。
しばらくの沈黙…
再び孝太は話始めた。
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