眼鏡の下のキミ

「大輝、どうしたの？」



私は駆け寄った。



「特に用はないけどちゃんとやってるかなって」



そう言いながら金髪の髪の毛をかきあげる。



「それはこっちのセリフですー。って、もうすぐチャイム鳴るからじゃーね！」



「おう」



その言葉を最後に自分のクラスに戻っていった。



「羨ましいなぁ。あの事もあったしやっぱり付き合ってるの？」



クラスの女子が口々に言う。



「つ、付き合ってないよ！私とは釣り合わないし」



大輝は顔が良いし、ピアスとか髪染めとか制服を着崩したりしてるから真面目系な私とは釣り合わない。



「うん、だよねぇ。似合わないもん」



そうそう、あなたみたいな美人で派手な子の方がお似合いだよ！