眼鏡の下のキミ
滝沢君を見ると何も気にしないで読書を続けていた。



あのヤンキー系な大輝と話していることについて疑問に思わないのかな?



私に興味がないんだと改めて分かると何だか悲しくなった。



何でだろう……



いや、でもあの事を知っているから聞かないのかも!



そうだよ、きっとそう。



あんだけ有名な噂なら知っていてもおかしくないよね!?



そう思えばさっきまで重かった気分が晴れた。



さっきから言っている“あの事”、滝沢君は知っているのかな……



私と大輝が仲良くなったきっかけは去年にあった。
< 18 / 24 >

この作品をシェア

pagetop