甘い時 〜囚われた心〜
時計が夜中12時を指した時、雛子は桜華の部屋の前にいた。
静かに部屋に入り、できるだけ音が出ないように扉を閉める。
ベッドの端に腰掛け、静かな吐息を漏らし眠っている桜華の寝顔を見つめた。
少し目にかかった前髪を人差し指で横へ流す。
触れたか触れないか分からないぐらいのキスをする。
体を起こしかけた雛子の腕を桜華が掴んでいた。
「夜這い?」
「起きてたの?」
フッと寝起きの顔が柔らかく微笑んだ。
「いくら寝起き悪くても、気配ぐらいは気づく…入ってきた時から起きてた」
「起こしちゃってゴメン…」
桜華の大きな手が雛子の頭を引き寄せ、キスをしてきた。
少し大人のキスを…。
「…誘ってる?」
いきなり、色気を全快に出してくる。
「…うん…」
熱いキスが雛子の身体中に降ってくる。
押し寄せる甘い感覚に身を委ねた。
繋がれた手を離したくなくて、いつもより強く握る。
雛子は最後に桜華に抱かれに来たのだ。
その温もりを忘れないように…
静かに部屋に入り、できるだけ音が出ないように扉を閉める。
ベッドの端に腰掛け、静かな吐息を漏らし眠っている桜華の寝顔を見つめた。
少し目にかかった前髪を人差し指で横へ流す。
触れたか触れないか分からないぐらいのキスをする。
体を起こしかけた雛子の腕を桜華が掴んでいた。
「夜這い?」
「起きてたの?」
フッと寝起きの顔が柔らかく微笑んだ。
「いくら寝起き悪くても、気配ぐらいは気づく…入ってきた時から起きてた」
「起こしちゃってゴメン…」
桜華の大きな手が雛子の頭を引き寄せ、キスをしてきた。
少し大人のキスを…。
「…誘ってる?」
いきなり、色気を全快に出してくる。
「…うん…」
熱いキスが雛子の身体中に降ってくる。
押し寄せる甘い感覚に身を委ねた。
繋がれた手を離したくなくて、いつもより強く握る。
雛子は最後に桜華に抱かれに来たのだ。
その温もりを忘れないように…