甘い時 〜囚われた心〜
パタン…

シャワーを浴び、濡れた髪をバスタオルで吹きながら、桜華は雛子が眠っている部屋に戻ってきた。

雛子はまだ、グッタリと深い眠りに落ちている。

いつの間にか、日は落ちていた。
半日以上、部屋に閉じこもっていたことになる。

ベッドの脇に座り、眠っている雛子の髪を撫でる。

(すまない…)

漆黒の髪を握りしめ、軽くキスをした。
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