甘い時 〜囚われた心〜
桜華達が乗り込むのを確認して、尚人は行動に移る。

美奈子達の前に歩み出る。

「すみませんが、今回の桜庭と盟和の交流会のお話は白紙にしていただけますか?」

「は?」

3人の顔が歪む。

「何をおっしゃってるの!?だいたい、あなたに言われる意味が分かりませんわ!桐生院様と話させてください!」

尚人は深いため息をつくと、嫌そうに眉間にシワを寄せた。

「桐生院の代理として話をしているんです。この事は、桐生院の意思として聞いてください」

「なぜ?いきなりっ!あんなに乗り気でいらっしゃったじゃない!」

引き下がらない。

「はぁ…」

また、ため息をつく。

少し睨み付けるように美奈子達を見る。

「なぜ?…お嬢様方…このお話は、私達の調べで、あなた方が雛子様のご友人だとあったからです。しかし…」

冷めた目が3人を睨む。

「しかし…あなた方は、そうではないようだ…ですから、話しは白紙なんですよ…」

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