無声な私。無表情の君。
「ないねー。もっと狭い学校ならいいのに」

探しているフリをして自分は全く探してない。殴りたい。

と言ってる間に見つけてしまった。

「あった」

「え、どこどこ?あ、ほんとだ」

古田愛。3-Aだった。小さい靴を綺麗に並べていた。

「ほら、靴なんかに見とれてないで入れる!男2人が女子の下駄箱に居た。なんて噂流れたら俺ら変態扱いされるよ!帰って飯食うぞ!」

「お前、飯食いたいだけだろ」

「あ、わかっちゃった?」

授業中、散々鳴らしてたからな、腹。

「てか、何か貼ってた?メモ帳に」

「あぁ、一応拾っといたって書いといた」

「なるほどね」

「ほら、帰るぞ」

これで彼女と関わる事はもう無いだろう。そう思うと、胸がジンとした。
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