スセリの花冠
愛世はそんなディアランに眼を奪われたまま、口を開いた。
「ディアラン……私を助けてくれてありがとう。本当にありがとう」
ディアランがゆっくりと愛世に近づく。
「俺だけの願いじゃない。だが」
そこまで言うとディアランは、逞しい腕を上げて愛世の後頭部に回した。
それから優しく引き寄せると、更に続けた。
「これからは……俺だけのアイセでいてくれないか」
身を起こした愛世の瞳に、恐いほど真剣なディアランが映る。
真っ直ぐな眼差しと、彼の熱い身体。
「君を凄く大切にするよ。この先もずっと守ると誓う。だから俺との未来を考えてくれないか」
好きになった人にこんな言葉をもらえるなんて、少し前の私には考えられなかった。
嬉しくて嬉しくて、涙が止まらない。
でも私も…私も伝えたい。
この胸の想いをちゃんとディアランに言いたい。
愛世は涙で滲むディアランを見上げると、しっかりとした口調で言った。
「ディアラン……私、あなたが好きです。私だってあなたを守りたいしあなたと生きていきたい」
アイセ…!
全身が痺れる感覚と、想いが溢れる胸が熱い。
ディアランは愛世を抱き締めると少し笑った。
「君はまた…俺を守ってくれるの?」
「ディアラン……私を助けてくれてありがとう。本当にありがとう」
ディアランがゆっくりと愛世に近づく。
「俺だけの願いじゃない。だが」
そこまで言うとディアランは、逞しい腕を上げて愛世の後頭部に回した。
それから優しく引き寄せると、更に続けた。
「これからは……俺だけのアイセでいてくれないか」
身を起こした愛世の瞳に、恐いほど真剣なディアランが映る。
真っ直ぐな眼差しと、彼の熱い身体。
「君を凄く大切にするよ。この先もずっと守ると誓う。だから俺との未来を考えてくれないか」
好きになった人にこんな言葉をもらえるなんて、少し前の私には考えられなかった。
嬉しくて嬉しくて、涙が止まらない。
でも私も…私も伝えたい。
この胸の想いをちゃんとディアランに言いたい。
愛世は涙で滲むディアランを見上げると、しっかりとした口調で言った。
「ディアラン……私、あなたが好きです。私だってあなたを守りたいしあなたと生きていきたい」
アイセ…!
全身が痺れる感覚と、想いが溢れる胸が熱い。
ディアランは愛世を抱き締めると少し笑った。
「君はまた…俺を守ってくれるの?」