「お前は俺のモノ」【完結】

「そう、もしかしたら…携帯変えるかもしれないから」

「…わかった。
ねえ、やっぱり理由話せない?」

「……大学内じゃ…話せない」

「じゃあ今日、家に来る?」

「……一人に、なれないんだ」

「え?どういう事?」

「…ごめん、言えない。何も、言えない。ごめん」


謝るしかなくて、辛い。
何も言えなくて、辛い。

もしも、ここで話して、誰かに聞かれでもしたら。
怖い。

それで彼に知られてしまったら。
彼に何をされるか、わからないから怖い。


強引に、力任せに、自らの欲望に任せて…私を抱いた彼に。


きっと、今日も、明日も。
私はあんな風に抱かれるんだ。

私が嫌だと何度訴えても、きっと止める事はない。
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