離してなんかやるかよ。
だから神崎にも罰としてさ!
「ね!?先生罰はあたしだけじゃなくて!」
その時、教室のドアが開いた。
そしてあたしの真横からチョコレートの甘い匂いが香る。
いま神崎が学校に来た。
それであたしの真横を通り過ぎ自分の椅子に座る。
さっき人に駐輪場でおっせーよとか言ったくせにあたしより学校に遅くきてるじゃないか。
「神崎!お前遅刻だ」
そうだ!神崎遅刻だ!
あ、そうだ。
遅刻だから罰として!
「そうだ。お前遅刻したし罰として!宇佐美と放課後音楽室の掃除な?はい決定〜!」
そうだ〜!!
先生それを待ってたんだ!
神崎も遅刻ナイスだよ!
神崎ははぁ?って感じの形相をしていたけどあたしはニコニコしながら先生に「早く椅子に座れ〜」って言われたので即座に自分の椅子に座った。