離してなんかやるかよ。

「ほら神崎。クレープ早く食べたいんでしょ?だからとっとと掃除してクレープ食べに行きましょう」


は?


関わりたくないんじゃねぇの?


俺のこと避けねぇの?


「なんで…」


「なんでってほうきで掃除してくれたんでしょ?」



あー。まあそうだけど。


俺男慣れしてないあいつにあんな事したんだよ?


避けねぇのかよ?


「あたしもお腹すいたしさっさと掃除終わらしてクレープ食べたい」




そう言ってあいつは机の拭くのやら雑巾掛けのところへ行った。

なんでだよ。


さっきまで早口で噛みまくりでおびえてたのに。


なんでそんなに早く何時ものテンションになるんだよ?




嫌われてないって


自惚れちゃうじゃん。



優しくすんなよ。


優しくされたら俺もっとお前好きになんじゃん。


これ以上俺を落とすなよ。


じゃないと理性が効かなくなるからー…






そんなこんな俺も掃除をしてあいつと学校を出た。




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