ゴミの妖精と捨て猫のしもべちゃん ※観覧注意






声のするほうに、しもべちゃんがいたよ。






雨で汚れがおちて、少し白くなっていたよ。







とてもやつれて、プルプルふるえているよ。







目もうつろだよ。





全然うごかないよ。






私は嫌な気持ちになったよ。






すごく嫌な気持ちになったよ。







見てられなくなったよ。







新しいお母さんに






「やっぱりしもべちゃん、いらない」






そう言ったよ。







お母さんは






「どうして? かわいそうじゃない」






そう答えたよ。








< 68 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop