鉄の女には深い愛情を

ん？？？


ちょっと待って！！！！


ドキッとしてる場合じゃない！！！


今なんか凄い爆弾発言投下しなかった？



「た たけお……今なんて言った？」


聞き間違いだよね。


うんうん


「え？なんだよ、お前聞いてなかったのか？俺様の決死の告白を！
だから、俺はガキの頃からお前が好きだって言ってんの！何度でも言ってやろうか？お前のこーとーがー…」


「わーわーわー はいはいはい
聞こえました！」


耳を抑えながら健夫の言葉を遮る。



「悪い冗談はよしてよね！！あんた今までよりどりみどりに綺麗な女の子たち取っ替え引っ替えしてたじゃない。」



「あれは、向こうが勝手にくっついてくるだけだろ！言っとくけど、俺は1度だって女と付き合った事はないぞ！
そりゃ、俺だって男だし
好きな女はいつまでたっても俺の事見ようともしねぇし、据え膳食わぬは男の恥って言うだろ！？
適当に遊んでた事は認める。
でもフリーなんだから別に誰にも文句言われる事じゃねぇ。」


「…まぁ、そうです……ね」