あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
そして…蓮が志望校に合格したので、1回きりの雑誌の撮影をすることになった。
「蓮くん…そんなカチコチに固まってたら、良い表情なんて出来ないわよ。
もっと力抜いて…。」
私が言うと、更に緊張した様子で蓮が口を開く。
「いや…分かっているんですけど…今からの事を考えると、緊張しすぎて、心臓から口が飛び出しそうです…。」
心臓から口…??
「それ…『口から心臓が飛び出しそう』でしょ??
大丈夫!大丈夫!私も一緒の撮影だから、リラックスしなさいよ。」
そう言ってニッコリ微笑むと、蓮もぎこちない笑顔を浮かべた。
時刻は午前4時。
事務所の社長直々の運転で、撮影スタジオに向かう。
本来ならマネージャーの運転する車で向かうところ、
『どうしても蓮くんの撮影に付き添いたい!』
という社長の希望でこうなってしまった。