あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~


そして…まだ緊張したままの表情を浮かべた蓮が、私に話しかけてきた。


「いつもモデルの方は、こんなに朝早くから撮影しているんですか?」


「あぁ…それは……「撮影のカット数が多いモデルほど、スタジオ入りの時間が早いんだ。」」


私が言いかけると、社長が言葉を被せてくる。

そして更に社長は続ける。


「ほら…奈々は、一応そこそこ売れてるモデルだから♡」


そう言うと、ニッコリ微笑んだ。


「一応って酷くない??

私…結構頑張ってると思うけどなぁ…。」


そう苦笑しながら言うと、蓮が真面目な顔をして言う。


「奈々さんをCMや雑誌で見かけない日なんてないですから、とても凄いと思いますよ。

今日だって…何で自分が一緒に撮影に参加出来るか不思議なくらいで…。


あぁ~~~っっまたそう考えたら緊張してきた…。」



きっと蓮は凄く真面目な子なんだ。

同じ年代の子なら、殆どが


【どうにかなる】


って思いそうなことなのに、スルー出来ないんだろうなぁ。



< 19 / 556 >

この作品をシェア

pagetop